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はじめに:MetaEditor の限界と VS Code の魅力

MetaEditor での開発に物足りなさを感じる方へ。矩形選択や grep による横断検索など、Visual Studio Code(VS Code)のメリットを紹介します。

VS Code のダウンロードとインストール

Windows版を中心に、VS Code のインストール手順と MetaEditor との関連付け方法を解説します。

必要な拡張機能のインストール

MQL4 Syntax Highlight

.mq4/.mq5 ファイルのシンタックスハイライト機能を追加します。

compilemql4

保存時に自動コンパイルや MetaEditor 実行を可能にする拡張機能です。

MQL Tools

構文チェック、コンパイル、IntelliSense、F1によるヘルプ表示など高度な機能を提供します。

拡張機能の設定手順

  • MetaEditor.exe のパス設定
  • 「Compile After Save」の有効化
  • include ディレクトリの設定
  • コンパイルログの保存場所の設定

使い始めてみよう:簡単なコンパイル動作確認

MT4 のデータフォルダ(例:Experts/MACD sample.mq4)を開き、保存(Ctrl+S)でコンパイルされる様子を確認します。

拡張機能「MQL Tools」で広がる便利機能

  • IntelliSense(補完・関数情報)やリアルタイムエラー表示
  • F1でのヘルプ表示
  • Explorer コンテキストメニューから新規ファイル作成、コンパイル、MetaEditorで開く
  • コードスタイリング(Styler)、Print デバッグ支援、region 折りたたみ

注意点とトラブル対策

  • ワークスペース名が “MQL4” または “MQL5” であることが必要
  • Mac や Linux では Wine の使用やスペースのないパス推奨
  • カスタム include ファイルのパスの違いによるエラー発生の可能性

まとめ:VS Code を使うメリットと今後の展望

快適性向上、拡張性の高さ、Git との親和性などを振り返ります。今後は、より効率的な開発環境としての設定例やショートカットのチューニングも可能です。